望まない妊娠をして、中絶手術を希望する方にも多く出会いました。
１回のSEXでは妊娠しないと思っていた。
ほとんどの人がこんな風におっしゃっていました。
日本の出生数は１０６万人。中絶の数は２４万件。
５人に１人が生まれる前に中絶されているということになります。
日本は性の低年齢化が進んでおり、中学３年生でSEXを経験している人は１０％、高校３年生にもなると４３％にもなります。その理由は｢なんとなく、興味本位で｣がほとんどです。
正しい知識もないまま、興味本位で、SEXをおこなっている人が増えている結果、クラミジア、エイズなどの性感染症が増加＆低年齢化してきています。
クラミジアは１５歳から１９歳女性の１８人に１人、２０歳から２４歳女性の１５人に１人が感染しているといわれています。
エイズに関しては、HIV感染者が、先進国で唯一日本だけが増加しており、１日平均にすると約４人の人がHIV感染者になっているという事実があります。詳しくはコチラ
日本では、性教育には後ろ向きで｢寝た子を起こすな｣的な考え方がまだまだ強いです。
でも、この情報化社会。こどもたちはいろいろなところから興味本位で情報を得ることができます。
欧米では、小さいうちから性の正しい知識を伝えておくことでSEXの低年齢化を防ぐということが実証され、すすめられています。
こどもたちが興味本位でいろいろな情報を得て、｢エロい、恥ずかしい、イヤらしい｣と思ってしまう前に、大人が正しい知識を伝えていくのは、とても大切なことなのではないでしょうか。
下に弟や妹ができたとき、もしくは、子どもは３歳くらいになると
｢わたし(ぼく)はどうやって生まれてきたの？｣と親に聞いてくるでしょう。
そのときがチャンスです。
親子で話す「性」と「生」
いのちの教育のはじまりだと思います。
とはいっても、なかなか言葉の使い方、表現の仕方が難しい。
私自身、親から「性」の話を聞いたこともないし、学校でも小学校高学年くらいのとき男女部屋を別々にされ、暗いカーテンの中で聞いた生理の話くらいしか思い出せない。
いのちの誕生に関わっている助産師として、助産師だから伝えられること
大変興味があったので、助産師として性教育にも力を入れている麻の実助産所の土屋先生に連絡をとり、何度か先生のもとで勉強させていただきました。
先生に、「まずはやってみること！」と背中を押していただき、ママ友＆こどもたちに協力してもらって今月初めに第一回「助産師manaのいのちの教室」を行いました。
対象年齢が1歳後半、２歳、３歳、５歳とさまざまで反応もそれぞれ。
（こどもたちよりもママの方が反応がよく、感激していました。）
３歳の女の子と５歳の男の子は真剣に話を聞くことができました。
キラキラした目で真っ直ぐに私を見て、ドキッとするくらい。
みんな自分がどんなふうに産まれてきたのか、興味があるんだよね。
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胎児人形におっぱいをあげたみたり・・・
ママにやってもらったこと。
ちゃんと知ってて、ちゃんと覚えているんだよね。
そして、今日は、その中のママ友が、ぜひこの話を他の人にも聞いてほしい！と、熱い思いでお友達＆５歳の子どもたちを集めてくれて第２回「助産師manaのいのちの教室」を行わせていただきました。
男の子と女の子のちがい
いのちの誕生のしくみ
胎児の成長と赤ちゃんの誕生
をお話して、最後にDVDをみておわり。
私が勉強させてもらっている土屋先生は、「性の話は一回で終わりではなく、繰り返し話していくもの。」「性の話を初めて聞く年齢が高くなれば高くなるほど、『はずかしいもの、イヤらしいもの』になって真面目に話を聞くことができない。一番純粋に話を聞くことができるのは乳幼児。」とおっしゃっていて、その意味がとてもよく理解できました。
５歳は純粋に話を聞くことができて、とにかく真剣！
今日、お話を聞いて下さったみなさんの感想です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
Kくんのママ
今日は本当にステキな時間をありがとうございました。
帰ってからKに感想を聞いてみたら、恥ずかしながらも『楽しかった。大きな赤ちゃんを抱っこして重かった。』と言ってました。ママの赤ちゃんの出てくる穴を見せてと言われました～。大切だから大事に隠してあるのと言いましたが(´３｀)
私自身も改めて知ったことも沢山あってすごくタメになりました。あのＤＶＤも感動しました。出産はやはり素晴らしいもう１人欲しくなっちゃいました。また機会があればぜひお話を聞かせてください。
Sくんママ
今日は素敵なお話ありがとうございました。お話を聞くのは2回目になります。5歳のSは、毎回、まな先生の話に夢中です。そして母も。 我が子をどれだけ待ち望み、沢山の努力と苦労を私なりに頑張って来たこと。命は愛おしく・・・・難しい・・。いつも悩みは尽きないです。 命の愛おしさを少しで我が子に伝えられたらと思っています。まな先生にそのきっかけを作っていただけた事をとても感謝しています。慌ただしい日々の中、子供と向き合える貴重な時間を下さったまな先生に感謝します。今日もありがとうございました！
Hちゃんママ
娘も私もまな先生の優しい語りかけに聴き入っちゃいました。改めて娘に話す事の難しい「性・命」について分かり易く丁寧にお話頂きとっても有り難かったです。私も伝え方等勉強になりました。
娘にお話について聞いたら、第一声とても楽しかったとの事でした。男女の大切な部分が分かったとか赤ちゃんを袋から出したり抱っこしたりも面白かったと話してました。小さいうちからの性教育とても良い事だと思います。又色々なお話是非聞けたら嬉しいです。
Bちゃんのママ
まなちゃん先生から素敵な話を聞き、出産ビデオを観た晩に、娘と布団の中で沢山話をしました。「母さん、もう一人女の子をお尻から産んでよ」と何度も言われ、もう一人産む…か？と少々心揺らいだものでした。小さいながらちゃんと理解してくれたのだと感じ嬉しかったです。性と生の教育をオープンにしていこうと思う良い機会でした。また是非、お話を聞かせて下さい。後日、娘に「赤ちゃんは、娘と息子がいてくれるから母さんはもう十分。次はあなたが産んでね」と話したら「分かった！私が２人産むね。それで１人抱っこしてもう１人はバギーに乗せて母さんのご飯を食べに行くね」ですって。まさに実家へ向かう私の姿。子供はちゃんとみていてくれている。また頑張れる！素敵な機会をありがとうございました。
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みなさん、とてもうれしい感想をありがとうございました！
いのちの教室に関しては、まだまだ勉強中だけど、こどもたちの純粋で真面目なキラキラしたオーラに助けられ、なんとか伝えたいことは伝えられたかしら。
みんなのいのちが産まれたことはスゴイこと。
そんな素敵ないのちは、みんなで大切に愛おしく育てられている。だから、自分を、そして友達を、そして大好きな人を、大切にしようね。
そんなことを伝えていくお手伝いができたら。
そして、いのちの誕生、おっぱいが大きくなったとき、生理がきたとき、おちんちんに変化が起こったとき、好きな人ができたとき、赤ちゃんができたとき、など、「性(生)」のことをオープンに話せる親子が一人でも増えるこをを願って、また機会があれば、第３回、第４回・・・・と続けられるように頑張ります！
